家庭菜園の悩み~土の中にいる害虫
家庭菜園を始めるといろいろな害虫に悩まされます。
野菜や果実を食べる害虫、葉茎を吸害し病原菌となる害虫、根を喰害する害虫など。
ここでは、土の中にいる害虫の種類と対策法をご紹介します。
土づくりの段階で防ぐ
家庭菜園づくりをする場合、畑栽培でもでもプランター栽培でも、まず土づくりをします。
地植え栽培する場合は、「土おこし」をできるだけ寒い時期に行っておくと、土の中にいる害虫を
死滅させることができます。
プランター栽培する場合は、できるだけ新しい培養土を使いますが、土を再利用する場合は、
用土を乾燥させて、ふるいにかけ、黒い袋に入れて日光消毒をするなど、十分な害虫対策が
必要です。
また、プランターの底に鉢底ネットを敷き、害虫の侵入を防ぎます。
土の中にいる害虫
よく見かける害虫と対策のポイントをご紹介します。
ヨトウムシ
ヨトウムシ(夜盗虫)とはヨトウ蛾の幼虫で、日中は土中に潜り、夜中に葉や茎を食い荒らしてしまう。
葉の裏側に卵を産みつけ増えていくため、土の中には産卵しない。
無農薬栽培を目指すのであれば、小まめに捕殺するか防虫ネットを使うなどの対策が必要。
コバエ
コバエは腐葉土や有機肥料を施した土を好み土の中に卵を産む。
幼虫が土の中の肥料や栄養分を食べてあっという間に大量発生する。
肥料を与える時にそこに穴を掘り肥料を置いた後、覆土するか、化成肥料を利用するとよい。
農家で利用している黄色いテープなどを使い捕獲してもよい。
植え替えの可能な時期であれば、土を全て新しいものに入れ替えてしまうのが良策である。
ネキリムシ
カブラヤガの幼虫で、ヨトウムシ(夜盗虫)と似ている。
“根きり”という名がついているが、土の中の根を喰害するのではなく、茎や葉の付け根を喰害して
切断してしまう。
発生量が少ない場合は、被害のあった株元を掘り起こし、幼虫を見つけて捕殺する。
また、雑草が多いと産卵しやすくなるので、小まめに除草することが大切である。
コガネムシ
コガネムシの幼虫は根を喰害して土中で生育する。被害のあった根は養分を吸収することができなく
なり、苗や木を枯らせてしまう。
成虫は葉や茎、花を喰害してしまうため、成虫幼虫ともに見つけたらすぐに捕殺する。
成虫に産卵させないよう専用のシートでマルチングをするのも効果的である。
蟻
蟻そのものは、野菜にとって害虫にはならないが、アブラムシに分泌液を貰う代わりにアブラムシを
天敵から守るという共生関係にある。
そのため、蟻がいるとアブラムシが繁殖してしまうため、出来るだけ蟻がいない環境が望ましい。
無農薬栽培をしたい場合は、蟻の巣を見つけて、木酢液や石灰を撒くなどの対策をする。
また、できるだけアブラムシがつかないようにする。
菜園づくりに害虫はつきもの。
怖がらずに早めの対策をして、おいしい無農薬野菜を収穫してください。